虎者-NINJAPAN-一幕考察してみたpart2
先日考察ブログを書きましたが、加筆修正したくなったためあげなおします。
パンフレットは水色、その他はキャラクターごとに以下の色です。
朱雀:紫
カゲロウ:緑
虎者:赤
加筆修正なので、前のブログのコピペもあったりで、若干表記とかに統一性がないですが、大目に見てください(笑)
黒衣装ロックダンス
OP映像
Namidaの結晶
殺陣からの朱雀の死
虎者、息子たちよ、お前たちはいったい何を成し遂げようというのか。その7つの光でこの世のすべての闇を消し去ろうとでもいうのか。
ここまでは概要だと思っていますが、この流れだと本来トドメになったのはカゲロウが刺したことなのに、虎者7人が朱雀を倒したことになっている矛盾。ストーリーの整合性よりも、概要を重視したと捉えて矛盾は考えない方向にします。
時は近未来、闇の力がすべてを支配し「憎悪」や「嫉妬」「欲望」が渦巻く荒廃した世界。
時は近未来、闇の帝王朱雀が全てを支配する世界
闇の帝王朱雀、その息子虎者、そして謎の女カゲロウ。
これは正義に目覚めた虎者が闇の帝王である実父、朱雀を打ち倒す物語。
愛のために命を落とす物語は涙を誘う。
物語は虎者が紅孔雀、碧鷺の軍団と呼ばれていた過去の世界にさかのぼる。
概要とこのオオワシ・ハヤブサのナレーションまでは現在。とりあえず昔話をしてるんだよってことでしょうか。ということは、朱雀との戦いが終わった後もこの2人は生きているんですね。続編できるじゃん。
悪の世に君臨する父の元に生まれた「虎者」たちは日々、修行を重ねていた。生き別れた妹と出会うことを夢見ながら。(ここでは虎者=Travis Japanって記載してあります。)
光と闇の闘いがあるなかで、この物語の世界は「闇」だと推測。またこの闇はパンフから「嫉妬」「憎悪」「欲望」だと考えます。
また、この闇の世界は朱雀が支配していること、さらにその息子7人が虎者であり、かつ、7人は2つのグループに別れて修行に出ていたことがわかります。
時代まで遡るって表現と、慕うほど一緒に暮らしてた妹の顔を忘れる位の時間が経ってることから近未来だし寿命500歳とかなのかな…って考えたけど、それはただのSFの読みすぎかな(笑)
妹と会うことを夢見ながら、ということから、紅孔雀と碧鷺は兄弟であることは分かりつつも、修行は3人と4人で別々に行っている。修行の目標は決して妹に会うことではない。以上の2点がわかります。
帝王よ、全ての準備が整いました。
これですべてが帝王朱雀様のものとなります。
おめでとうございます。
この時点ではまだ朱雀が全ての力を手に入れていないような表現が気になります。「光と闇の闘い」にそろそろ決着がつくのか?と考えました。
悠久の時より続く光と闇の戦い、光こそがこの世に混沌をもたらす。この闇の世界には、一筋の光も入れてはならぬ。闇に染まり、闇の虎者となる、それこそが我が一族の掟である。
おお、我が最愛の娘カゲロウもどったか
おい、オヤジ、あやつら7名ここ何日か見かけないが、どこにいるか知らぬか。まさかオヤジに謀反を起こそうとしているのではあるまいか?
あやつらの言葉は常に希望に満ちている。
せいぜい朦朧せぬよう気を付けることだな。
頼もしいなカゲロウ、期待しておるぞ。
まずはあの娘から!
ここでは闇の世界の説明っぽい台詞が。
オオワシとハヤブサは、準備整えるほどの立場だからやはりそれなりに格上だと考えられます。部隊長的な?あの娘から、ってことはいずれ朱雀を倒したい伏線張ってたんだなって後で気づきました。
カゲロウの「謀反」から、つまりこの時点では虎者7人は朱雀側にいて修行をしている。にも関わらず、言葉が希望に満ちている。つまり修行をするうちに「闇」への疑問を持ち始めたのではないでしょうか。それを朱雀は危惧している。
また、はじめの朱雀の台詞から、この世界では光と闇が戦っていること、舞台である闇の世界では光をひどく嫌っていることがわかります。
「闇に染まり、闇の虎者となることが一族の掟」から、「闇の虎者」は7人のことではなく、闇の世界における一人前のような意味合いだと捉えました。朱雀だけ漢字の役名があることから、闇の虎者になることで一人前として認められる世界。カゲロウ、オオワシ、ハヤブサはカタカナ表記なので、朱雀の正式な後継者として認められていないのではないでしょうか。代わりに修行中の「紅孔雀」「碧鷺」は鳥の名前かつ漢字なので、3人と4人で1人前としてカウントされていると予想。(仮面ライダーWの彰太郎とフィリップ的な)(伝われ) 7人それぞれに役名がない理由もこれかなと思います。
にしても冒頭で、「謎の女カゲロウ」って言ってんのに秒速で朱雀の娘って言っちゃうのどうなんだよ…笑
紅孔雀・碧鷺曲
ここでは、紅孔雀と碧鷺で別れて修行しているところを表現してるのかな、と推測。
マジックとブラックライトっていうところで、忍者から思い浮かべがちな、突然いなくなる、とか、見えないところから攻撃、とか、そういうのを表現しているのかなあって感覚です。冷静になると。
表に出て騙す紅孔雀と、見えない場所から誘導する碧鷺とか、バランス的にいいのでは?7人でも役割分担して修行してたのかなって考えてます。そういえば最初の殺陣でしずんちゅは壁に隠れてたりしてるよね。
個人的に、Masqueradeって仮面をつけて誘惑したりする印象なんですが、歌詞も「I keep on dreaming 夢の中 迷い込んでく I lost you」的な感じで、全体的に追いかけてるのかなあ的な部分が多いのと、踊ってるときも誘惑してる感じがするので、碧鷺は女の人を誘惑して騙す担当かなと。罪深いな。
紅孔雀の記憶を辿ろうとしても碧鷺の記憶にかき消されててすいません。マジック終わった時のまつくらくんの顔が可愛いです。
誘惑
誘惑ってどっちから誘惑してるの?という気持ちになってきた。カゲロウから誘惑してたはずなのにいつの間にかカゲロウが誘惑されてる感じがする。
しめかけくん見てると手の甲口に当てるときに舌なめずりしてニヤッと微笑んでるので、誘惑されてその表情なの?と思ったのが、カゲロウが誘惑されてる説を提唱する理由です。
段々と目が動揺していくカゲロウが名演技すぎて困る。恋の相手は明言されてないですが、みやちかくん説には納得。最後に絡んで動揺してるカゲロウが素敵。
どうやらカゲロウは意中の奴がいるらしいな。
恋か、相手は紅孔雀かアオサギの誰かか。
カゲロウはもう腑抜けになり下がった。
あの7人の方が脅威になるやもしれぬ。
その時は全力でひねりつぶすまでだ。あの朱雀もいずれは滅びる。
さすれば、いずれ天下は我らのものに!
7人の方が脅威になる、ってことは、現時点では紅孔雀と碧鷺よりもこの2人の方が上の立場だと予測。
オオワシとハヤブサの会話で気になるのが「天下は我らのものになる」です。
この2人における闇は「嫉妬」。闇の世界で強くなるには自分の持つ心の闇が深い方がいいみたいな世界なのかなと考えました。オオワシとハヤブサ、とにかく最初から朱雀様にとりあえず媚び売っとけ、子供たち邪魔だからさっさと潰せ感がすごい。(偏見)
この2人は部隊長なのでは?と最初に書きましたが、やはり正式な後継者は血縁が重要視される世界で、血縁者を全員潰すしかないという可能性もあるかなと思います。闇の一族で重要ポジにはいるけれど、血縁がないから支配はできないみたいな。
やっぱりこの2人のアナザーストーリーが欲しい。実はこの2人が朱雀の妻殺した犯人だったりしたらめっちゃ面白いのでは?あと、カゲロウをまず潰す的な台詞が冒頭にあったので、もしかして恋させるのもこの2人の計画??とか考えたらめっちゃ楽しくなりました。勝手にこの2人のアナザーストーリー考えて楽しんでます。
闇側のアクション
オオワシだから羽広げると大きいからフラッグで、ハヤブサは速いからローラーなのね!って途中で納得したアクションの部分。応援屋の最後の将棋の駒を模してたの思い出した。
光を一切入れないはずの闇の世界、なぜ自ら光をまとっているのか。ここは光の世界との闘いを表現しているのかなと考えました。
また、朱雀とオオワシハヤブサだけでなく、紅孔雀と碧鷺が一緒になって踊っていることから、この時点では紅孔雀と碧鷺は朱雀側。一矢乱れぬ動きで一緒に光の世界と闘っている、みたいな。紅孔雀と碧鷺は修行しつつ、朱雀の手下として闘いにも出てるのかなと。
この戦いで光の世界との闘いに決着をつけ、世界が闇に染まったのか?と考えました。最後に光が一回消えて、もう一度点くところで光への勝利とかを表してるのかなと思った点です。
朱雀、カゲロウ曲
もしかしてここ、カゲロウじゃなくて亡くなった奥さんなのでは?と思った私です。「止まらない愛、愛してはいけない。忘れたいのに忘れられない。」って歌ってるけれど、この時点ではあの7人が兄だとは聞いていないはず。そしてまだ敵にはなっていない。何も悪くなくない?恋なんて邪魔だ、という意味での歌詞なら納得ではありますが。
そして朱雀パート「許しはしない 逆さまに堕ちるだけ」はカゲロウに向けてる感じだけど、「この世は一人で生きていけ 誰も信じず」は自分に言い聞かせているような感じもする歌詞です。
「すべては夢のなか」「誰も信じず生きてきたのに」「時は戻らない 全て消えてゆくもの すべては夢のなか」
何度も出てくる「すべては夢のなか」という歌詞がすごく引っかかるんですよね。亡くなった奥さんがいる世界(夢)にいるのでは?と思ってしまいます。にしても最後の英語が聞き取れないからちゃんと理解できないの惜しい。
カゲロウよ、お前の慕っていた兄たちは生きておるぞ
なんだと!?本当ですか父上!
あの7名こそが兄である、どうだカゲロウ、許されぬ恋に落ち、兄を愛してしまった気分は。
嘘だ、あの7名が兄上?
愛がお前を弱くする、兄を殺し、心を捨て、闇を深くすることがお前が救われる唯一の手段だ。許されぬ恋の苦しみから逃れるためには、兄を殺すか、自らの死を選ぶかどちらかだ。
朱雀の話し方から、カゲロウには「兄達は死んだ」と伝えられていたと考えられます。SFあるあるですよね。愛した相手殺せば楽になれるってサイコパスかよってセリフは置いておいて、朱雀はカゲロウに対し、闇に染まることを進めていることが伝わります。てかカゲロウちゃん、最初はオヤジ呼びだったのに父上っていきなりキャラ変しすぎじゃない?反抗期だったの?
ある日、父に呼び出された虎者たちは実の妹との再会を果たす。しかし、最後の修行としてその妹を殺せと父から命じられてしまう。「愛」も「絆」も「家族」さえも捨て、最強の力を手に入れろと。
帝王朱雀様、我ら7人に何用でしょうか。
揃ったか、今宵はお前たちに余興を用意してやった。
余興?
お前らにはこれから妹を殺してもらう。
俺たちに、妹?カゲロウ!
お前たち7名は我が息子だ、カゲロウはお前らの妹だ。
これからお前たちには殺し合いをしてもらう。
父上、なぜそのようなことを、まことの兄弟とあればなおのことです。
お前らの人生を呪うがいい。
家族とは尊いものなのです!
お前らは力が欲しくないのか、闇のトラジャになりたくないのか
父上、、いや、闇の帝王スザク、我らが求め力はそんなものではない
私を、私を殺せ!
ならば我らは愛の力で真のトラジャをめざす!
紅孔雀、碧鷺衣装から虎者衣装に変換
(ここら辺メモしてないから台詞が雑)(トラジャ7人の唯一レベルのまともなセリフなのに)
非情な現実を突きつけられた虎者たちは「愛」の力をもって、悪の権化、父と対峙することを決意するのだったーーー。
殺陣
プロジェクションマッピングで闇と戦う
呼び出しの時点では、紅孔雀と碧鷺衣装を着ていること、宮近「帝王朱雀様」からしてまだ味方。でもちょっと気になるのは閑也「カゲロウ!」なんですよね。この時点での紅孔雀と碧鷺のポジション何なんだろう。カゲロウが朱雀の娘なのは周知の事実みたいだし、普通に考えると姫なのに敬称なしで呼べる立場という謎がすごい。
ここで朱雀の過去が明かされます。妻殺されてた。歌のところで書いちゃったけど。物語の背景としてある「光と闇の闘い」で妻が死んだことから、朱雀が異常なまでに光を嫌っているとも考えられます。
ここから考える朱雀の闇は「憎悪」と「欲望」。妻を殺された「憎悪」ともう一度時を戻したい、妻を殺されないだけの強大な力を手に入れたい「欲望」の大きさから闇の世界を牛耳るだけの力を手に入れたのではないでしょうか。
また、「闇の虎者になりたくないのか」「最後の修行として」からやはり、「闇の虎者」は一族における「1人前の定義」であると推測します。となると「真の虎者」とはなんなのか。光と闇が表裏一体(後述)というセリフから考えるに、修行中の「虎者(一般名)」は闇にも光にもなれる。だから「闇の虎者」と「真の虎者」が存在しているのではないか、と考えます。その場合「虎者」はやはり一般名に過ぎず、世界の後継者になりうる立場の子供たちは「虎者」として修行することが掟である可能性が考えられます。朱雀は修行の末「闇の虎者」となり、「虎者(一般名)」から「朱雀(固有名)」になったのかなと推測しました。
光の対極には必ず闇がある。お前達の背後には必ず闇がある。
お前達7人の7つの光でこの世の全ての闇を消しさろうとでも言うのか。
ウォールトランポリン
虎者衣装になってからは朱雀との戦いが始まっていると考えます。朱雀のセリフから、虎者は唯一の光側になった可能性があるとも推測できます。
これは冒頭の「全ての力が朱雀様のものに」、中盤の光をまとったタップダンスで一族は「光」に勝利し、光の世界をも朱雀の支配下になっていた。
そんな朱雀に逆らい、「闇」に疑問を持ち始めていた7人は「7つの光」として現れ、「闇」を消すために再び「光と闇の闘い」を始めたのではないでしょうか。
朱雀のセリフで「光と闇は表裏一体」とあえて伝え、そこで闘いを繰り広げる残酷さも表現しているのかなと考えました。考えすぎか?
そもそも光と闇の闘いが長く続いていた設定だけど、元はひとつの家族だったのでは?ここら辺も詳しく知りたいところです。
ボロボロになった虎者。カゲロウを殺そうとする朱雀、それを止める虎者が殺されそうになる。そして兄を殺されないよう抗おうとしたカゲロウに刺されて倒れる朱雀。
力が、力さえあれば妻を失うことはなかった。
お前達7人は私が成りえなかった真の虎者となるのだ。
カゲロウ、お前は妻に似て心根が優しすぎる。この兄達のことを誇りに思いなさい。
温かい、涙の雫とはこんなにも温かいものだったのか。
父上、どんなに強大な力があってもそこに愛がなければ意味がないのです。こんな争いが耐えない世の中でも家族の愛だけはなくてはいけない。父上は最低です、でも最高の家族なんです。(など)(メモしてない)
未来はお前達の前にある。その7つの光で己の夢の空へ羽ばたくがいい。
なんか突然言うこと変わりすぎじゃない?というセリフは飲み込んで、朱雀は妻殺されて闇堕ちしたけど本当は辛かったんだね!ってなる瞬間です。突然の雑な解釈。
「成りえなかった真の虎者」からやはり朱雀も「虎者」で修行してた説が濃厚なのではないでしょうか。真の虎者になれず、闇に落ちた理由はやはり妻の死かなと思います。闇に染まり、誰にも負けない闇の力をつけて欲しいという朱雀の願いは、力不足で妻を殺してしまった後悔からきたもの。その方向性が間違えてただけでこれもひとつの「愛」だと表現したかったんだと思います。たぶん。知らんけど。
もしかしたら妻が生きてた頃の朱雀は、闘いはしていてもまだ光に希望を持っていたのではないか、とも考えました。自分の妻を亡くした原因だからこそ虎者の「光への希望」を忌み嫌っていたのではないでしょうか。 そんな感じで生きてきたのに結局「光」に染まった息子達に殺されるなんて悲しい話だよねえ。
冒頭の語りに戻るのが今回の作品だと思うので、「愛のために命を落とす」この場面で作品としては終わりだと思います。如何せん描写も説明も足りていないので続編に期待としか言えないですよね。言えないです。(笑)
ちなみに物語のテーマである「究極の家族愛」が何に対するものなのかは謎なうえに、家族愛がテーマならカゲロウの恋は本当に恋愛感情としての好きだったのかも疑問に残ります。ギリシャ神話もほとんどの登場人物が親戚だもんね。感情論は苦手な理系からの考察でした。
考えるな、感じろ!なジャニーズ舞台の中では割とちゃんとストーリーなんじゃない?って思うんですけど、まあ情報が少ない。
気づいたら7000字近く書いてた。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
みなさんの考察まってます!